長崎・新地No.437★★★地図で見る →

長崎ちゃんぽん

food王道を、いちばんいい形で

長崎の中心部で石畳の通りが十字に交わり、四方に門が立つ一画。ちゃんぽんが土産物ではなく日常の注文として並ぶ場所で、日本三大中華街のなかではいちばん歩きやすい。

長崎ちゃんぽん
実写(ライセンス済み)Drivephotographer / CC0

長崎新地中華街は、港と中心部のアーケード街のあいだにある。造りは単純で、石畳の通りが直角に交わり、東西南北あわせて約250メートル。その四つの端に、それぞれ門が立つ。通り沿いに並ぶのは中華料理店・食材店・雑貨店など約40軒。石畳は長崎市の姉妹都市である福建省福州市の協力で敷かれたもので、この街区は横浜・神戸と並ぶ日本三大中華街の一つに数えられる。

歴史・背景

この一帯は、もともと海だった。江戸時代中期、唐人屋敷の前の海を埋め立てて中国貿易の倉庫を建てたのが始まりで、「新地」という地名もそこから来ている。幕末に長崎が国際的に開かれると唐人屋敷は役目を終え、中国人住民がこの埋立地へ移り住んだ。これが現在の中華街の直接の祖先にあたる。ちゃんぽん自体はもう少し新しく、明治期に福州出身の料理人・陳平順が、中国からの留学生に安くて腹の満ちるものを食べさせようと考案したものだ。

見どころ(歩く順)

玄武門(北門)そらみみ (Soramimi) / CC BY-SA 4.0
玄武門(北門)
電停側に立つ朱塗りの門。四つの門はいずれも方位の守護獣にちなむ
石畳の十字路
直角に交わる二本の通り。福州市の協力で敷かれた石畳に飲食店と食材店が並ぶ
朱雀門(南門)
港側の門。祭りのときに舞台が組まれる広場へ開く
湊公園
南門のすぐ先の広場。春節のランタンフェスティバルのメイン会場
出島
帰り道に足せる、北へ数分の復元されたオランダ商館跡

おすすめの楽しみ方

昼どきは店がひととおり動いていて、通りもいちばん賑わう。日が落ちて門と提灯に灯が入ったころ、同じ十字路をもう一度歩くといい。季節を選べるなら春節のランタンフェスティバル。この街区と隣の広場が灯りで埋まる。ただし席を取るのがいちばん難しい時期でもある。

実際の行き方

起点
長崎駅
所要
約10分 · 路面電車・数分おき
降車
新地中華街(長崎電気軌道)
  1. 長崎駅前電停→新地中華街電停(1号系統・約10分)。
  2. 電停→北門。道路と赤い橋を渡って徒歩2分。
  3. 十字路を南門・湊公園まで歩き、折り返して北の出島方面へ。
長崎駅から路面電車で
長崎駅前電停から1号系統・崇福寺行きに乗り、新地中華街電停で下車。おおむね10分ほど。長崎の路面電車は距離にかかわらず均一運賃で、日中は数分おきに走るので、時刻表を細かく調べる必要はない。
長崎駅へ戻る
同じ電停から1号系統・赤迫方面に乗れば長崎駅前まで戻れる。夜まで本数はあるが、終電の時刻は電停に掲示されているので、夕食まで滞在するなら確認しておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
通りと四つの門は公道で、歩くだけなら費用はかからない。かかるのは食べた分だけ。路面電車は全国相互利用のICカードと現金の両方が使え、ICカードなら新地中華街での乗り換えは2乗車目が無料になる。
定休
街区そのものに開門時間はないが、店ごとに営業時間も定休日も違う。目当ての一軒があるなら、出かける前に確認しておきたい。ランタンフェスティバルの期間は、この街区と隣の広場がメイン会場になるため、夕方から相当に混み合う。
別ルート
グラバー園・大浦天主堂の側からなら、石橋電停で5号系統・蛍茶屋行きに乗って新地中華街へ。徒歩なら出島電停から南へ5分ほどで街区に着く。
降りたあと
新地中華街電停から道路と短い赤い橋を渡ると、すぐ北門。そこから中華街が始まる。平坦な道で2分ほど。

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