北海道・夕張No.466★★★地図で見る →
夕張メロン
沼ノ沢の農協の敷地に建つ、収穫期だけの直売所。売り場のすぐ外にはメロンのハウスが広がる。カットメロン、メロンソフト、産地の特産品が、実のある数週間だけ並ぶ。

夕張メロンは総称ではなく、「夕張キング」というひとつの品種を指す。父に「スパイシーカンタロープ」、母に「アールスフェボリット」を掛けた一代交配種で、果肉はオレンジ色、繊維が少なく、香りが強い。作付けから選果、出荷までを産地と農協がひとつの流れで管理してきたことが、この名前を支えている。夕張メロンドームが建つのは農協の敷地、沼ノ沢213番地27。駐車場の先はもうメロンのハウスで、売り場は畑のただ中にある。収穫期だけの季節営業なので、開いているのは一年のうちの一部にかぎられる。
歴史・背景
夕張でメロンが試されたのは戦前のことで、糖度が上がらず、食糧事情の悪化とともに姿を消した。作り直しが始まるのは戦後だ。1960年4月、17名の有志が夕張メロン組合をつくり、同じ年に、いまの「夕張キング」となる一代交配種が生まれた。作付けから出荷までをひとつにまとめる体制を最初から敷いたことで、産地は北海道を代表するメロンの産地へ育っていく。夕張メロンはのちに、国の地理的表示(GI)保護制度の第一弾として登録された。
見どころ(歩く順)

- バス停「沼ノ沢」
- かつての鉄道支線の駅の跡に立つ、夕鉄バスの停留所
- 沼ノ沢のメロンハウス群
- ドームの周りに広がる、産地のビニールハウスの列
- 夕張メロンドームの売り場
- カットメロン・メロンソフト・産地の特産品が並ぶ直売コーナー
- レストハウス なつぞら1号店
- ビニールハウスを改装した、真夏だけ開く食べ放題の会場
おすすめの楽しみ方
合わせるのは収穫期だ。ドームもレストハウスも、初夏から真夏にかけての短い期間しか開かない。売り場でカットメロンとメロンソフトを買い、そのメロンが育ったハウスを眺めながら食べる——百貨店の売り場ではなくここまで来る理由は、結局この眺めに尽きると思う。季節を外したときは、新夕張駅に近い道の駅「夕張メロード」でメロンの加工品が通年で手に入る。
実際の行き方
- 新夕張駅→沼ノ沢(夕鉄バス夕張市内線・約6分)。
- 沼ノ沢→夕張メロンドーム(国道沿いに北西へ徒歩約6分)。
- 売り場でカットメロンとメロンソフトを買い、開いていればレストハウスも覗く。
- 新夕張駅から夕鉄バス夕張市内線
- 新夕張はJR石勝線の特急停車駅。駅前から夕鉄バスの夕張市内線に乗り、沼ノ沢で降りる。事業者の時刻表で所要は約6分。片道10便ほどなので、着いてから調べるのではなく、乗る便を先に決めてから動くほうがいい。
- 沼ノ沢から戻る
- 帰りも同じ夕張市内線で新夕張駅へ。夕方以降は本数がさらに減り、最終も都市部の感覚より早い。食べ終えてから調べるのではなく、着いた時点で帰りの便を押さえておく。
行く前に
- 現金
- ドームは品ごとの支払いなので、使う分の持ち合わせがいる。夕鉄バスは夕張市内のバスが一日乗り放題になる乗車券を大人1,200円・小人600円で出しているので、何度か乗るなら見ておくとよい。
- 定休
- ここは季節営業の売り場だ。夕張市の案内では、ドームが開くのは5月下旬から8月上旬まで。レストハウスの開設はそれより遅く始まり、終わりは同じ頃になる。この時期を外すと訪ねるものがなく、日程は収穫の具合で動くので、出発前に確認しておく。
- 別ルート
- 車なら道東自動車道の夕張ICから、夕張市の案内で約6分。季節を外すときは、新夕張駅に近い農協の道の駅「夕張メロード」が通年の代わりになる。
- 降りたあと
- 沼ノ沢のバス停から、国道沿いに北西へ徒歩6分ほど。ひとつ先の「夕張農協前」で降りれば、夕張市の案内ではドームまで徒歩2分になる。